先日紹介した、ミキモトのガーネットリングをほうふつとさせるようなデザインのリング
こういうものが流行っていたとは思わないのですが、
こういうデザインにしたくなる時代の空気はあったのでしょうね。
石座は上に上に…
肩幅が横に横に広がる時代(肩パット)よりちょっと前な気がしますが、
素材感と自己主張…
現代感覚ではあり得ない方向へ向いていた時代・・・
令和に入った現代に改めてみてみると、貴金属の素材感、上に上に伸びた石座の自己主張感、枠は流石に鋳造だと思いますが、現代だと、金のみで枠を作り、YGの部分はマスキングしてロジウムメッキかけて、銀色&金色にしそうなところを、当然のようにプラチナを使い、ミル打ち、ダイヤモンドとダイヤモンドの間は鏨で面を取りキラキラ度アップ・・・
現代の感覚、工程ではいつの間にか失ってしまったものの断片を昔のジュエリーから感じとれますね。
珍妙というほど個性的でもないですが、すっとんきょうと言いたくなるようなどこか間の抜けたような感じがかわいいですね。
という、褒めているのか落としているのかわからない感じになってますが💦
刻印は
[K18][Pt900](陽刻)
小粒ダイヤモンド5石(刻印なし)
現状でもまあまあ綺麗ですが、金属が酸化でヤケている箇所もありますので、
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。