昭和中期のブローチ
これ、多分金具もハンドメイドなんですよねぇ・・・
当時、既製品がなかったから職人さんが手作りしていた。
というだけのことなんですが、
既製品を購入して取り付けるのではなく、金具も手作りという、そういうところが、
効率化された現代の作品とは違う別物感を醸し出してくれるのだと思います。
ジュエリーをファッションとして、アクセサリーとして見た場合は、金具が手作りであろうがなかろうがそれはあまり意味を持たない事なのかもしれませんが、
ジュエリーを工芸品を見る目を通してみた場合だと、手作りか否かというのは大きな違いと言えると思います。
蝶々の表現方法も現代感覚とはちょっと違うところもいいですね。
あこや真珠は昭和のもので綺麗です。エメラルドとルビー、サファイアは、めちゃめちゃいいものを使っているというわけではありません。
昭和の技&工程、昭和の宝石、昭和のセンス こういうものを見る機会がずいぶん減ってきたからこそより大事にしていきたいなと…
刻印は
K14
仕上げ済み