モリモリッと凹凸のある奥行きのある彫り。
地金も節約思考ではなく、しっかり使っている感じで、
豊かさを感じますね。
日本のジュエリー史は短く、西洋からの影響が云々というのは、デザインや、使い方の話であって、
彫金の技術は昔から高かった(いや、今の方が劣化しているんじゃないですか?)という事を伝えてくれていますね。
お花と蝶で埋め尽くされているデザイン。
現代感覚とは微妙に違う蝶の姿も時代を感じさせます。
タイトルに大正前後?と、書かせてもらいましたが
どのあたり というのがわかりませんので、
明治〜昭和初期 とさせてください。という意味での大正前後という表記です。
金忠商店の社史でもわかれば、少なくともこの時代より後等わかるのですが・・・
玉だけ使ってペンダントにしたらかわいいだろうなぁと思ったりもしますが、この姿で残してあげたいですね。
・・・となると、今時簪を使う人は少ないので、なかなかお勧めするのが難しくなりますね💦
刻印は
K20(陽刻) 三角にK(金忠商店かと思います)
ここまで古いものになると安易に磨くことはせずに、洗浄のみでの納品を考えております。