ベル〇ーチかよ! って思わず突っ込みたくなるような、ぐりぐりの唐草
大粒シトリンを支える石座は上に上にのび、そこにできた空間を様々な装飾で埋める壮大なリング。
時代ではないし、今時こういうの売れないだろ〜!
って、叫びながら入手しちゃいました。
端的に言いますと、使わないものは売れない時代ですから、
千本透かしはまだしも、手巻唐草リングはなかなか今のファッションに合わないというか、
好んで集め売コレクターさんも少なく。
ゴメンな、ゴメンな。救えずにゴメンな…
と言いながら、最近手を差し伸べない事も多かったりします。
ちょっと、お話は脱線しますが、
当店、少数のリピーター様の皆様に支えられて頑張ってはいるのですが、
それはそれでよい世界だったりもしますが、
現実を見ると、もっと救うべき、今のうちに救っておかなければ適なジュエリーは多々あります。
やみくもに在庫量を増やし続けるわけにもいかず、
となるとファンを増やす、もしくは多くの方に気付いていただく努力が必要になってくるのですが、
まぁ、なかなかそこが大きな壁で、
強烈な自画自賛とか、広告費をドーンとかけて・・・ というのもどうかなぁと思うところもあり・・・
とか、まぁ、昭和のヴィンテージジュエリーにどこまで手を差し伸べることができるのか適な部分で悶々としちゃう部分はあるのですが、
そんな、細かい事でくよくよすんな!
と、言ってくれているようなリングですね。このレベルになると、売れる売れないとかそういうレベルではなく、
お前が救わなければ、じゃあ誰が救うんだ?
とか、それ以前に、理屈を超えた「何か」があるだろ?! 的なものを感じます。
鬼爪的な詰めの主張はなく、むしろスッキリしていながらのこの側面の壮大さ…
作り手の美意識を感じますね。
サイズ直し(サイズアップ)の痕跡あります。
シトリンのコンディションは、気になるほどの外傷もなく綺麗です。
通常は加熱処理ですが、現状加熱の有無を調べるすべがありません。(ご存知の方いらっしゃればお教えください)
刻印:[K18](陽刻) 28.07
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。