今はなき、セイコー社のジュエリー部門のリング
セイコーがジュエリーを取り扱い始めたのは100年以上前で、日本のジュエリー史に存在感を放っていましたが、平成20年にその歴史を閉じました。
大小のダイヤモンドが交互に並んでいますが、セットする高さを変えることにより、より密に並んでいます。
高さを揃えて並べると、円の連続になりますが、セットする高さを変えて、より寄せてセットすることで、輝きが密集し、上から見た時に光の帯のように見えています。
ダイヤモンドはSIクラスのインクルージョンを確認できるものが使われており、この辺りは、一流のメーカーならもうちょっとクオリティのあるものを求めたいという気持ちもありますが、
肉眼で見てなにか違うかというと特にキズが気になるというものではなく、とても綺麗ですけどね・・・
枠の裏側を、抜いているというか、バランスを取るために上の方を軽くしているのかもしれませんが、まぁ裏抜きはあります。
ただ、抜いた縁から枠の外側までの幅はきちんと取っていますので、つけ心地が悪くならないような配慮は感じられます。
枠は、しっかりがっしり厚みのある枠。
指輪の内側の角をすこし丸くしており、指のあたりは滑らかです。
サイズ直しの痕跡っぽいものはあります。
刻印は [ツバメマーク](セイコージュエリー刻印) 、 Pt900 、 1.00
時代は平成だと思います。
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。