手作りのリング。
昭和40−50年代だとは思いますが、
鋳造が多くなってきた時代の中で、
芸が細かいというかなんというか…
見どころは、爪とかいろいろあるのですが、
側面の透かし…
これ、異様に細いんですよね。
そこに、これだけの手をかける?? という感じで、
無駄と言ったら語弊がありますが、視覚効果としては、側面でそこまで目立つところではありませんし、
普通はもう少し大きな窓を作って、その中に唐草を飾ったりすると思うのですが、
なんでこんな細かい芸を披露しているんだろう??と・・・
大きな窓を開けて中を飾る・・・ これもちょっと違う…
窓を開けずに、艶消しだと、何か物足りない。
その、何か物足りなさを埋めるのがこの細い窓なのだと思いますが・・・
曲線曲線で構成されているのではなく、
割と直線と丸で構成されており、作り手のこだわりのようなものをすごく感じるヴィンテージリングです。
刻印は
[P.m](陽刻) 0.33
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。