難あり メキシコオパール 覆輪留めミル打ちダイヤモンド取り巻き手巻き唐草 PT900 リング #10.2 #VJJ36041 #VJJ肥前屋 昭和ジュエリー


日本製の手巻き唐草リング
枠の作りは良いのですが、オパールがカン(ヒビ)だらけ…
残念ですね〜
何故にここまで?という疑問も湧きますが、
ただ、枠自体は結構よい感じなので今回紹介いたしました。

メキシコ産オパールのカンについてはこちらをご参照ください。
諏訪貿易 宝石辞典
https://www.suwagem.com/jp/dictionary/quality/book2-9/1.html

結構なひび割れですが、製品化されてから数十年経ていますので、普通に宝石を扱うような扱いをしていれば、ここからどんどん割れていくなどはないのかな?と思います。
超音波洗浄は避けた方がいいと思いますし、醬油に浸すとかはもってのほかですが、頻繁に液体に浸すのも汚れなどが染みて行きそうな気もしますので、そういうことを避けていればこの状態を保てるかなとは思っています。
写真では赤など色が強調されすぎているものもあります。
肉眼ではオパールのヒビはわかりにくいですが、実物は拡大写真で見る以上にヒビが目立って見えています。

枠は、覆輪留めにミル打ち。ダイヤモンドの取巻き。ダイヤモンドにインクルージョンを確認できるものもありますが、おおむね綺麗です。
肩の部分にもダイヤモンドがセットされミル打ちが施されています。
唐草もいい感じです。唐草は前後の面で施されているものが多いですが、こちらはぐるりと千本透かしの配置のような感じで施されています。唐草の先端も薄くなっているものも多く、唐草を綺麗に見せようという作り手の意図が伝わってきます。
そんなところ見る人も少ないから板をくるりと巻けば工程も省けますが、わざわざ先端を薄くして巻いているわけですからね。
枠もややしっかりめの枠です。
現代と違って、昔はもっと分業制だったでしょうから、これを作った職人さんが宝石選びをしたわけではなく頼まれた仕事を丁寧に行っただけだと思うのですが、
宝石を選んだ人も悪意があってではないのでしょうけど仕入れる業者さんが残念な業者だったという事になるのでしょうかね?

時代は、昭和40‐50年代前後でしょうか?

刻印は Pt900(陽刻) 、 丸に井?に何らかの文字・・・どこかの販売店かメーカーのマークだと思うのですが…

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。
型番 #VJJ36041
販売価格
188,000円
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