石はイマイチで、粗削りだけれども… PM リング #11.5 /06181





日本で作られたヴィンテージリング

昭和40-50年代でしょうか? 唐草にしてはちょっと古めでしょうか?

もちろん、ハンドメイドの手巻き唐草。

見事なのはミル打ち。
取巻きのメレダイヤモンドがセットされている部分の縁のところは、ローレットでゴロゴローとミル打ちを作っておりますが。(打っては無いので打ちという言葉はどうかなぁと思いつつ、ミル打ちという言葉になっていますのでね…)

アームの左右方向の箇所のミル打ちの粒の立ち方がすごいですよね。
ブリンブリンに粒が立っています。
お米が立ってる〜 じゃないですが、この、ポコッっという粒感堪らないですね。

これも、板をタガネか何かで叩いて峰を作って、そこをグイっと抑えているのでしょうかね?
「打つ」という事ではないと思うのですが、
そういう言葉なので仕方ないですね。

まぁ、それはともかく「粒粒粒々〜」という存在感がすごいですよね。
現代ジュエリーではこういうのもあまり見ないですもんね。

サファイアは、ちょっと残念なタイプです。
グレイッシュなスターサファイア、
室内のシーリングライトなどでは、ふんわりぼんやりしたスターですが、
電球一個などでは割とシュッとした線は入ります。
まぁでも、ビッシーという力強い線ではありません。

それよりも、表面に入ったヒビが残念ですね。
接着剤か何かわかりませんが、褐色のものがついています。

透明感のない部分が大半ですが、一部透明感のある個所があります。
そういうのはあまり見た事なかったので面白いですね。
サファイアにはそもそもそういう価値観はおそらくなかったと思いますので、
戦後経済発展する前などに、まだなかなか良質な宝石を入手できなかったころやっと入手したものを、こうやって飾りたてたとか?
わからないですが・・・

刻印は P.M(陽刻) のみ

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。
型番 /06181
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