エメラルド ダイヤモンド 千本透かし P.m リング #8 昭和ジュエリー /04053







一日に複数個紹介できるのはいつぶりでしょうか…

怒涛の毎日を乗り越えたわけではないけれども、
ちょっと静かな一日で仕事をある程度はできるという幸せ…

色々あって、白髪も増えてしまいました💦
まぁ、それも人生。
というか、それこそが人生。

やると決めたことをやっていく。

さて、こちら日本で作られたヴィンテージリング
根っこにある思想というか、時代は唐草前夜の頃でしょうか?
上に上に伸びた石座、個性的な透かしの配置
石座両サイドの、唐草のように見える部分は、プラチナの板を曲げたものと、パイプの組み合わせです。
言われなきゃ、巻いているように見えますが巻いていません。
こういうものもそんなに見ない気がするので、作り手さんの装飾に対する工夫の一つかもしれませんね。
様式がかなり固定されていた千本透かしと違い、個性を出そうとしているところが垣間見られます。
ただ、地金の使い方等から考えると、
今まで、千本透かしを作っていた人が作った感じはありますね。

というわけで、時代はどうでしょう
昭和40-50年代?かな?

面取りのアームや、欠けやすいエメラルドの角を守るふくろ爪、メレダイヤモンドがセットされたパイプを飾る二本の溝等、飾りに対するサービス精神の旺盛さは、シンプル志向の強い現代のデザインを見慣れていると新鮮に感じますね。
コストダウンを考えていくと、そういうところから省かれていきますしね。
そもそも、手作りのジュエリーですらあまり見なくなっていますし。

エメラルドは、まあまあ色もあって、透明感もあっていい感じですよ。
がっつりインクルージョンはありますが、エメラルドとはそういう石だったりします。
キズがあると言われて、キズばかり見るのではなく、
トータルで美しいかそうでないかを判断する。
そういう視点がジュエリーや宝石には必要ですね。
実物より青みが強く出ている写真が多いです。強く反射してネオンカラーに写っているように見えている写真もありますが、実物はそういうこともありません。

石座は手作り、アームも手作りだと思います。

使用感は、経年を考えるとあまり使われなかったと考えてよい程度です。
エメラルドの表面も微細な欠けはありますが、状態は良いと言っていいと思います。

刻印は [P.m](陽刻) のみです。

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。
型番 /04053
販売価格
95,000円
購入数