↑納品前撮影
こういうのは、どうでもいいか〜
と、思いつつ、どことなく惹かれるところがあり入手したリングです。
5ctを超える石、おそらくナチュラル。ルーペで見てもシルクインクルージョンを容易に確認できます。
石そのものの質は低く、表面に達する大きなヒビが何本も入っていますし、裏側には大きな穴もあります。
撮影は、複数の照明のある、しかも窓付きの部屋ですので、スターは出ていないものは多いですが、
電球一個の部屋ですと、強く光を当てなくてもビシッと線が入ります。
よくよく見てみると、石座と石がぴしゃりと合っていて、石座の縁にはミル打ち
・・・やるやん
この時代になってくると大抵鋳造の枠ですが、改めてまじめに見てみると
おぉ〜
ハンドメイドではないですか。
あえてこの石でオーダーしたのか、
トータルの予算ありきで、石の費用を抑えたのか(肉眼で見る範囲では違和感を感じません)
何故これがこうなのか?という理由はわかりません。
とか、書きながらますますこのリングいいなぁとか思いながら書いていると・・・
石座の側面の形状が石の形に合わせて、欠点を隠すような形になっていますね。
スタールビーの大きな凹みが隠されています。
石に石座が寄り添っているなぁとは思っていたものの、改めて見てみるとこんなに形状を変えていたのには気づきませんでした💦
いやぁ〜 このリングを作った方の気遣いというか石に対する姿勢がいいですね。
石の個性に合わせてジャストサイズの枠を作る…
オーダーメイドという事はこういう事ですよね。
いつか、これを作った方にお会いする日が来ないだろうかと妄想…
枠はしっかり系です。
サイズアップの痕跡あります。
って事はオーダーではなく、どなたかが作って、それをサイズ直ししたか…
時代は、 平成かと
刻印は Pt900 、 R5.95(Rは消えかけ) 、 D032
中央宝石研究所ソーティングメモ付き
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。