サファイア2.9ct ダイヤモンド 鋳造唐草 Pt900 リング #10.2 中古 /910251



歪んだカットのサファイア
キュレットがかなりずれていますし、テーブルも結構歪みがあります。
平成の世なら、左右対称ではない、整っていない
良いものは、歩留まり重視ではなく、思い切ってカットしているものが良質
という価値観が幅を利かせていましたが、
令和の世になると、上質という意味ではそうかもしれないけれども、
原石からの歩留まりを何とか残そうとして、輝きや見た目を犠牲にしている痕跡が、
まぁ、それもありだよね。と、思わせてくれます。

石はシルキーなサファイア
色は水色。木の板背景の写真はちょっと色が濃く写りすぎています。
ブルーの良い色というよりは、水色ですね。

端っこが小さく欠けています。
元から欠けていたのか、後から欠けていたのか断定はできません。
爪の付近なので、硬いものが当たるようなところではないので、最初からかなぁという気もしますが、
後からと思っていただければがっかりすることもないかと思います。

欠けが広がる感じはありませんので、欠けと言ってもそう不安感を誘うものではありません。

ルーペで見ると容易にシルクインクルージョンは確認できます。
ただ、こちらのサファイアに加熱処理がなされているかどうかは、現時点ではわかりません。

ダイヤモンドは普通に綺麗ですが、現代のラウンドブリリアントカットのメレダイヤモンドとは微妙に違っていて、テーブルが小さく何となーくの丸っこさを感じるメレダイヤモンドが多い印象です。

枠は鋳造。
まぁ、この時代だと致し方ないですね。
アームには面取りがなされています。そうやって見ると、ひと手間かかっていますね。
枠もガッシリ系でしっかりしていますし、とりあえず安く作ろうとうい意志ばかりではない事はわかります。

サイズ直しの痕跡は見当たりませんが、サイズ直しなされていないかどうかは断定できません。

製品としてのコンディション
サファイア、テーブル面の小キズは少なく
ガードルは割とガサガサしています。
まぁ、細かい事というか、そもそも対称性が思いっきり崩れている石なので、そこまで細かいところ見るよりもっと見るところがあるだろうという話ですが…

時代は、昭和50-60年代でしょうか

刻印は
Pt900(陰刻) 、294 、D027

付属品
中央宝石研究所ソーティングメモ付き

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。
型番 /910251
購入数
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