柑橘系キャンディリング
合成オレンジサファイア 変則カットリング
テーブル面が多数の面で構成される山型になっていまして、天然石では見たことがない遊び心のあるカットです。
枠は手作り、肩の部分は中空になっています。
現代は、鋳造の技術も高くなりますので、こういう部分の手作りはしないというか
作るとしても、わざわざ中空にしないでしょうね。
工賃の方が高くつきそうです💦
中空アーム、細いアーム、打抜きの千本透かし、その上に連続アーチ窓
このリングが軽量化の思想の元に作られていることがわかりますね。
そこに、肩の部分の面取り&艶消しや、石座をスカラップ的なデザインにしたり
軽量化でチープになりすぎないような気遣いがかわいいですね。
コンディションは良いですよ。
よいというか、紹介前は枠が歪んで、経年感もありありでしたが、職人さんに戻してもらいました。
石にも、枠にも大きなダメージはなくキラッキラに輝いています。
時代は、うーん、昭和30-40年代でしょうかね?
刻印は
[K18](陽刻)、◇ 菱に「T」と「C」が重なったような刻印(この刻印デザインも割とよく見ますね)
宝石総合科学研究所ソーティングメモ付き
仕上げ済