オパール 千本透かし K18 リング #13.2 昭和 /1903033

割とすっきりした地に、様々な色が散りばめられているオパール
綺麗だなぁとは思いますが、
先端の方に、2ヶ所ヒビが入っています。
これは、おそらく掘り出された後にできたカンではなくもともとのインクルージョンかなと思います。

明るめの木の板の背景の写真ですが、オパールはここまで青みはありません。
潜在的な青みはあるような気もする程度で、写真はあてになりません。

裏側に母岩的なインクルージョンのようなものが見えますが、今回あえて書いてみましたが、こういうものは特に他の出品物では触れていなかったりもします。


結構、オパールのヒビを嫌う方は多いのですが、実はヤフオクとかメルカリでは何も触れられずに取引されているものだったりします。
ただ、このキズが広がって割れちゃうんじゃないかという事を心配される方も少なからずいらっしゃいますが、
掘り出されて数十年経ていまして、安定している状態ではないかと思います。
水に長時間つけておいて、砂漠など高温と乾燥の厳しい環境に長時間置く等となると、ヒビが進行するかもしれませんね。
ただ、これはヒビが無かったとしてもオパールにとってはあまり好ましくない状況な気はします。まぁ、わかりやすく言うと、普通の日本の環境下ではそこまで心配いらないと思いますよ。といいう感じでしょうか。
実験したことはありませんが、炎天下の車のボンネットとかはやめといた方がよさそうな気はしますが…
あと、醤油に付け込んだりすると、ヒビの部分に色はつくでしょうけど…
常識の範囲内で丁寧に扱っていただければ、そう怖がることはない気がします。沢山の中古のオパールを見続けてきた感想として…
それと、割れてしまったオパールを今まで何度か見たことはありますが、よっぽどな衝撃を与えないとこうはならないだろうな
という感じです。
実感としては、エメラルドの方が、お取り扱いにご注意くださいね。と、言いたくなる感じはあります。

それと、オパールのコンディションでよくあるのは、擦り傷ですね。細かいスリキズが石を曇らせているものは割とよく見ます。
だから、カンがあるからと言ってそこばかり気にしているようでは本末転倒といいますか、
完璧なジュエリーなんてほぼ無いのですから、
トータルで見てご満足いくか行かないか、そういうところでお考えいただければと思います。
んで、カンがあるのでちょっとそれは嫌だと思えば入手しなければよいだけの話で、
カンは別に気にしないよという事であれば、他の部分を含めてトータルで満足できるかどうかを検討していただけたらと思います。

爪留めではなく接着剤で止まっている、爪が折れている、枠の一部が切れている、汚れがひどい、石がそもそも良くない、作りがダメ、18金刻印なのに18金ではない、日本製ではない・・・
とか、これだけではありませんが、
いろんなものを含めて、トータルでどうなのか? という話なのだと思います。

ですので、悪い部分ばかりではなく良い部分も含めてみていただきたいな〜 と・・・

刻印:[K18](陽刻)

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。

最近、経年の小キズをマイナスポイントとは見なさず、「磨きは無しで」と、おっしゃる方が増えてきましたので、
試しに、仕上げの工程を分解してみました。 
A:洗浄のみ
B:洗浄+経年による変色を戻す(戻せる範囲内で)
C:洗浄+経年による変色を戻す(戻せる範囲内で)+磨き
を選べます。(料金に変化はありません)




型番 /1903033
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