大粒クリソベリル 千本透かし&手巻き唐草 Pt リング #12? #12.5? 昭和ジュエリー /07142





オリーブオイル色の大粒石カットもシャープで硬そう。一体なんだろう…??

実は、クリソベリルでした。

クリソベリルと言いますと、まず思いつくのがキャッツアイ、そしてアレキサンドライトですが、
なかなか、キャッツアイでもなく、変色もしないクリソベリルという宝石を、小粒であっても、日本のジュエリーで見ることはありません。

で、何故こんなに大きな石がここにセットされているのだろうか?
という事になるのですが、そこは他の例がなさ過ぎて、単なる想像の世界になりますが、
まず考えられるのが、当時の日本の経済力で入手できる大粒の高度のある天然石として選ばれたのだろうか??
という事。
このリングができた当時は、おそらく合成石を使用する全盛期だったと思われますが、
赤や、青や緑のカラフルな大粒合成石が使用されていた時代に、
何故にこの渋さのある色合いだったんだろうか?
等、わからない事ばかりですね。
脇石のダイヤモンドはもちろん綺麗ですし、
作りもバッチリ丁寧に手作りで作られています。
いかに予算を抑えるか的な雰囲気はないのに、なぜこの石なんだろう?
当時のジュエリーで、小粒のものも見ていたら当時流行っていたんだなと思えますが、
突然のこの大粒クリソベリルの出現に、
まだまだわからない事っていっぱいあるんだなぁと思う次第です。

内部にインクルージョンあります、透明感のある石ですが、ここにインクルージョンがあると思いながら見るとすぐわかる程度です。
表面は、微小な欠けと、ルースの時点で最初から合ったと思われる凹みが数か所あります。
ルースをいかに大きくとどめておくかの選択ゆえのカットという事がわかります。

時代は、昭和40年代前後かな?と思っていますが、
どうでしょうかねぇ

鋸刃で透かした千本透かしの両サイドに唐草の1粒で2度おいしいタイプ
千本透かしの上に四角の窓が並んでいますが、窓と窓の間に線を入れたり、飾りへの意識が高さを感じることができます。

刻印は Pt(陰刻) 、 5.78

このPtの刻印があまり見ない感じのなんだか古そうな刻印に見えますが、
まぁとにかくこのリングはわからないことだらけです。

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。
型番 /07142
販売価格
273,000円
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