キリリと透明感のあるさわやかめの緑のエメラルドが2石使用されたリング
残念ながら、1石爪の部分に大きめのヒビが入っています。
エメラルドは大抵キズがあり、キズのないものがむしろ稀な位なのですが、表面にヒビが入っていても大丈夫そうなものもあればそうでないものもあり、
今回は、爪のあたりで、もともとなのか、爪をセットした時なのか、爪をセットした後なのかはわかりませんが、あまり無茶な使い方をしていると欠けてしまいそうだなと思える感じです。その付近の内部もインクルージョン多めでその付近は透明感はありませんが、全体的な透明感としては、普通のエメラルドとしては綺麗な方です。
ダイヤモンドは綺麗です。こういう石を使っているところからも、安い粗悪な石を使おうとしたのではなくちゃんと選んで綺麗なものを作ろうとしていたことは伝わります。
エメラルドの両サイドに正方形寄りのバゲットカットのダイヤモンド。中央にも縦長のバゲットカットのダイヤモンドがセットされています。
デザイン的にも珍しいですし、いろいろなダイヤモンドを楽しめて良い感じです。
枠もしっかりしてますしね。
アームも面取りされていて、加工コストを抑えよう抑えようとしたものではない感じですね。
枠は、手作りと鋳造のミックスだと思います。
石座付近は鋳造です。
肩のあたりはロウ付けしていますが、
下の部分は板を延ばしたりして加工したものか(おそらくこちらかなと思っております)、鋳造したものを磨いてロウ付けしていったのかはわかりません。
時代は、おそらく平成だと思います。
刻印は Pt900(陽刻) 、 E065 、042
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。