これから爪の修理等をします 合成ルビー 彫り ミル打ち リング #13.5 #VJJ32221 #VJJ肥前屋 昭和ジュエリー













随分と時を経てそうな日本で作られたヴィンテージリング
透明感のある合成ルビーがセットされています。
合成ルビーってどれもいっしょでしょ?と、以前はそう思っていましたが、実際にいろいろみてみるとそれぞれ違うんですよねぇ。面白い。
どういう理由でとかそういうところまでは踏み込む余力はないのですが、カット以外にも理由はありそうですね。

合成ルビーは細かいキズはありますが、枠の状態などを考えると石を擦らないような気づかいをもってよく使われていたことがわかります。

爪は十字方向に二本爪。
これは一本爪よりは安定しやすいと思います。
現時点では一本爪が折れて、爪も緩んでいますので石が動きます。
爪を作り直して、石を締め直してお届けします。

石座の透かしはハートや三角で透かされています。
直線的な千本透かしも良いですが、わざわざ手作りでこういう透かしをしていくところがなんだか良いですよね。

石座の両脇は彫りと透かしが施されております。
裏側は、裏抜きのように見えますが、というか言い方によってはそうなのかもしれませんが、
こちらは鋳造ではなく、手作りで作っています。
アームの細さなどなど考えると地金を極力使わないようにする中での工夫というか、、、
裏を抜いて、付け心地が悪くなっているリングもよくあるのですが、こちらは指にあたる部分は少し幅を持たせているので、指に当たる感覚は痛いという感じではありません。
鋳造で作って、重量抑えて、仕上げも適当で付け心地悪い。と言うようなものとはちょっと違うんですよね。
全て見た目で判断する人にとっては同じように見えるかもしれませんが、
作り手の考え方や時代を考慮していくと、同列には扱えないなぁと・・・
その時代時代でも変わってきますよね。細く軽くなるのを避けて10金で作ったらよいのか?等
正解はないと思いますが、安く安く作ろうと思うとこんな彫りとか入れないわけですしね。

こちら、千本透かしの前の時代というかそんな感じだと思いますが、
まぁ、この透かし可愛いですよね?ハートと三角。。。
千本透かしの時代だと、直線、もしくは丸に二本線の穴透かし等バリエーションが少ないのですが、
透かしに個性があって面白いですよねぇ

石座は手作り、アームも手作りだと思います。

サイズ直しの痕跡あります。

仕上げ他メンテナンスののち納品いたします。
(爪の修理、リングをまっすぐにする等も致します)

時代は、うーん。昭和40年代以前?
戦後のように思いますが、実際のところわかりません。
型番 #VJJ32221
購入数
soldout