紫がかったルビーにルビーの二重取り巻き 脇にこっそりダイヤモンド リング #14.7  #VJJ23211 昭和ジュエリー




10年前だったらありふれていたように思っていたものも10年経てばなかなかみる機会がなくなったのか、それとも自分の感覚が変わったのか・・・
ルビーのリングとして考えた場合、色がTheルビーという感じではないのですが・・・
そんなことより、そもそもちゃんとしたルビーのリングを見る機会も減ってきている状況になってくると、そんな前置き要らないか?
…いや、そこはちゃんとお伝えしておいたほうがいいか・・・
ルビーのリングというよりは、可愛い手巻き唐草のリングに紫がかった赤色の石がセットされているとお考えいただいたほうが良いのかな?
と、思ったりもします。

唐草といえば、石座を高く高く上げて腰高にして、その空間に唐草を埋めるものが多いですが、こちらは石座を横に広げて腰を低く抑えつつ唐草を入れてます。
現代感覚ではわざわざ見えない部分に一手間ふた手間加えずに、シンプルにシンプルに作りがちですが、当時の職人さんの飾りへの意識というか、装飾を加えたくなる気持ちが滲み出ているようで見ていて気持ちが良いですね。

使われているルビーも、中央は何気にオーバル、取り巻きは何気に角とラウンド・・・
配置も一巻き目は◯⬜︎◯⬜︎の並びですが、
ふた巻き目は⬜︎⬜︎◯⬜︎◯という並び・・・
こういうのあまりみないですよねぇ〜

現代感覚だと、欠けやすいという欠点を嫌ったりで、そこに角のメレを使うかな?という感じもあります。
そもそも、爪留めした小さなパーツを、ぐるりぐるりと二重に取り巻いていますが、そもそも手作りでこんなにパーツの多いジュエリーを作らないというか・・・
というか、ルビーにルビーの取り巻きのリングもそもそも見ないですね。
よくあるようで、探してみると意外と見つからない感じですね。

脇のダイヤモンドも隠し味的な感じにこっそり付いていますが、これがあるのとないのではだいぶ印象も違いますしね。
ルビーは、角の部分がわずかに欠けているものがあります。
石座は手作り、アームも手作りだと思います。

サイズアップの痕跡あります。

時代は、昭和40−50年代でしょうか?

刻印は 0.40 、K14(陽刻) 、1.87 、0.04

中央が0.4ct 、取り巻きの合計が1.87ct、脇のダイヤモンドが0.04ct ということだろうと思います。

中央宝石研究所ソーティングメモ付き

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。
型番 #VJJ23211
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