オパール K18 変則的な唐草リング #12.5 昭和 /09261





なかなか日々の時間がなく思ったような仕事もできないながらも、

いやまてよ、ジュエリーとの向き合い方をもう一度考え直してみようじゃないかこのコロナの時期に…

てなわけで、いろんなことを考えたりしてます。

今が頑張りどころかもしれん。

さて、第一印象のスタイル的に、唐草かな?

と思わせるこのオパールリング。

よく見るとメインのスペースは唐草ではなく、

笹の葉っぱのような、見方を変えると細長いコーヒー豆のような装飾が施されています。

この、珍しいというか、独特は表現は千本透かしの時代ではあまり見ないというか、

千本透かしは割と行儀が良いというか、校則のしっかりしている高校の学生服のようなもので、

似てるけど細部を見るとちょっとずつ違う的な・・・

それに比べると、唐草の時代は、よく見るタイプね。

みたいなものもありますが、なんじゃこりゃー

的なものもチラホラ見ますね。

時代の空気感っていうんですかねぇ、面白い時代だと思います。

さて、今回のリング、枠がガッシリしているというよりはやや細め。

極細ではないけれども、唐草系統にしてはちょっと細い感じだね的な・・・

メインのスペースは唐草ではありませんが、その脇に唐草が施されています。

施されていると言っても、今回のリングは、鋳造枠ですから、手で巻いたわけではなく、

型枠に流し込んで成型されているんですが・・・

とはいえ、肩の部分に艶消しを入れたりひと手間はかかってますよ。

オパールは斑が小さめで多彩なタイプ。

薄くて、左右対称ではないあたりが、むしろ宝の石っぽさを感じます。

まぁ、その歩留まりを気にせず対称性を出す方がそりゃ良質と言えますが、

できるだけオパールを残すための意図が垣間見える方が、

令和の現代となっては、単なる材料感ある石ではなく、一石一石個性のある石に見えてきますね。

表面は少しキズあります。

刻印は [K18](陽刻) のみ

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。
型番 /09261
販売価格
53,000円
購入数