昭和50年代前後?昭和40-50年代?
の手作りリング
エメラルドはちょっと微妙な感じですね。
しっかり緑ですが、透明感がなく、インクルージョン多め、テーブル面に達してるキズもあります。
ガードルにやや大きめの欠けがあります。
枠は、エメラルドの角をしっかり守る、袋爪
ダイヤモンド取巻きの、ダイヤモンドの周囲、鏡面光沢に見えるところはタガネで平面を作っていますので、磨いた鏡面ではなかったりしますとか、まぁそこはどうでもいいですかね・・・
その周囲のミル打ち、
石座は手巻の唐草と、その上に細長い窓・・・
と、思いきや、左右方向、ここはアームで隠れてますが、千本透かしなんですよ…
意味わからないですよね…
ほとんど見えない箇所に、この装飾・・・
軽量化という意味があるのかどうかは、枠は少ししっかり目で、バリバリ計量リングとかそういうわけではありませんので…
しかしこの、千本透かし。驚きますね・・・
アームは、三つ又に分かれて、真ん中部分は艶消し、アームは面取り
だけではなく、肩とアームの境目部分に二本の溝・・・
ぱっと見は、そんなにごちゃごちゃしている感じはありませんが、
よくよく見ていくと、なんじゃこの技の「蜜」状態は!
と、なります。
工房、ブランドの刻印がないために、なかなか追いかけることはできませんが、
最高級の宝石を使ってはいないにしても、こういう作品が存在しているという事に関しましては光を当てたいですね。
刻印は P.m(陽刻) 、 0.21 、 0.45
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。