翡翠25石&シングルカットダイヤモンド 585 ホワイトゴールド ブローチ 中古 /1902031





いろいろと見どころと謎の多いブローチ

まず翡翠。
色むら、白い部分やインクルージョンもありますので、
スペシャルな品質とまではいきませんが、
お、いいじゃん
と、思えるくらいの色はあります。
それがこれだけの数、ある程度の色の統一感を持ってセットされています。
石の裏側に窓を全部開けるのではなく、ある程度蓋をして小さな窓を開けています。
こうすることで、金属の反射も使って、翡翠をより明るく見せることができます。
翡翠の見せ方、魅せ方については、中華圏のジュエリーの方が、うまいなぁと思う事は今までの経験でチラホラありました。
こちらのブローチも、中華圏のものではないかなぁと、思ったりしています。
色をお伝えするのは難しく、黒っぽい背景だと緑が明るくなりすぎて、
明るめの木肌だと緑が沈みがち・・・

カメラの方が勝手に色を調整しますので、全てにおいてそうなのですが、色を正しく伝えるのはなかなか難しいです。
多分、カメラが調整しなかったとしても色を伝えるのが難しいのは同じだとは思いますが…


そしてダイヤモンド。
今では、めっきり見る機会も減ったシングルカットのメレダイヤモンド。
数年前には、まだもっと見ていましたが、
最近ホントに見る機会が減ってますね。
一部に、バゲットカットのメレダイヤモンドも使用されております。

作りはしっかり作られております。
裏側を見るとやや粗削りな印象です。
手抜きをしているというステレオタイプな見方をされる方も多いかもしれませんが、そもそもの発想が違う。トータルで見ての完成度という面に重きを置いているのでは?という部分があるかもしれないという事を忘れないようにしたいと思います。

実際のところ、585という刻印はあるのですが、
それはつまり、14÷24=583.3333・・・
24を100%とした場合の金の比率が14 つまり、約58.3%が金 という意味で、
そこで、何故慣例的に世界的に585になったのかはわかりませんが・・・
(ちなみに18金は、18÷24=0.75 つまり、750 という刻印になります。)

おっと、脱線しましたが、こちらのブローチ、成分的には、金の比率は14金を少し上回る分量の金を使っているようです。
かつ、割り金に、ニッケルではなく、パラジウムを使用。
例えば、18K刻印のリング等が、14金位しかの比率がない場合がとても多い事を考えると、
全く別の発想で作られていることがわかります。

それと、もう一つ驚いたことが、
こちらのブローチ、針が鉄主体の金属でできています。
磁石に引き寄せられます。
こういうのを知ってしまうと、材料代ケチってせこいなぁ、っていうかひどいじゃないか
と、思ったりもしましたが、
そういう意図であるとするならば、きちんと作ったり、刻印以上の金を使ったり、パラジウムで割ったりはしないはずです。
という事で、針が曲がったりしないような意図で、鉄を選んだのでは?
と、思っています。

これが、中華圏のものだと断定できるほどの確信はありませんが、一律に品質に不安があると思っていたものを、
いや、しっかり見てみたい。
と、思わせてくれるきっかけになったブローチです。
日本産ヴィンテージジュエリーを見かけることが減ってきましたし、
近年のものだと全部がそうではないのですが、退屈で薄っぺらく思えるものものも多いので、今後またこういうものを見かけたらしっかり見ていきたいなぁと思っております。

非西洋のヴィンテージジュエリー・・・ 今まで、そういう発想はあまりしてこなかったな…

日宝協総合研究所ソーティングメモ付き

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